黒目川でコサギの姿を見なくなりました。先日、久しぶりに1羽に出合いました。せっかくなので、魚でもとってくれないかなあ、と期待しながら眺めていました。
突然、コサギが走り回りました。魚を追いかけ始めたようです。ざぶっと顔を水に沈めました。嘴に何があるか。いつでもこい、とばかりにカメラを構えていたものの、逃げられたようです。嘴には何もありませんでした。
それでもコサギは、すぐに動き出して赤い何かをくわえました。婚姻色のオイカワだったら最高です。一瞬、体がかたくなりました。しかし、つかまえたのはザリガニでした。アメリカザリガニでしょうか。私に見せびらかすようにこちらを向き(写真上)、文句があるかというとうな顔で横を向きました(写真中)。そりゃあ文句はあるさ。オイカワをつかまえてくれよ! こちらは、そういってやりたい気分です。
ザリガニは食べにくいので、悪戦苦闘していました。飲み込んだ後、コサギはおかしな格好をしました。首を縮めて、人間ならばご飯を喉に詰まらせたような姿です(写真下)。ザリガニは食道の通りが悪いのでしょう。見ようによっては仙人に見えなくもありません。そこで、鳥仙人という名前を進呈しておきました。
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