スズメが20羽ほど、土手の枯れ枝に舞い降りてエサを探していました。茶色をバックに茶色の鳥を撮っても、スズメがどこにいるのかわかりづらい。写真を撮るのをやめて、撮りやすい場所に移動するまで眺めていました。
そのうちに、茶色い大きなものが動いたように見えました。目を凝らしてもよくよくわかりません。望遠レンズで覗いてみました。やっぱり何かいます。タシギに違いありません。昨年の冬もこの場所に来てくれたタシギがいましたから。こちらもテンションが一気に上がり、移動してくれるのを待ちました。枯れ枝の真ん中で休憩されたらたまったものではありません。
鳥はすぐに川まで移動してくれました。やっぱりタシギです。長い嘴を土に差し込んでエサを探しています。地面を突き刺しながら歩きます。ぱっと手前の土手に飛び移りました。なんの前触れも見せないで飛び、そのスピードも速いので、飛んだところまでは撮れませんでした。近くにある橋を渡って対岸に移動して、撮り続けました。
タシギは、チドリ目シギ科の鳥で、全長27センチ。14センチのスズメの横で見ると、巨大な鳥に見えてしまいました。春と秋の渡りの途中で日本に渡来する旅鳥です。
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