きょうは黒目川で2回、タシギを見ました。1km弱離れた場所で、それぞれ1羽ずつ。たびん違う個体だと思います。タシギは泥のある岸辺にいて、長い嘴を泥の中に突っ込んでミミズなどを食べます。保護色みたいな感じなので、なかなか発見できません。なのに1日で2回も見るのは珍しい。最近、姿を見ていなかったので、てっきり飛び去ってしまったと思っていました。鳥は、「見ていない」とはいえても、「いない」とはいえません。私にとってタシギはその筆頭です。
タシギは、チドリ目シギ科の鳥。体長は27cmなので、ハトくらいの大きさです。旅鳥といわれていて、平凡社の『日本の野鳥590』には、「春秋に全国の農耕地、湿地などに渡来する」)と書かれています。旅鳥の説明もあって、「北の繁殖地と南の越冬地を往復するシギ・チドリ類がその代表種」とあります。
黒目川では秋の終わりから冬、早春にかけて見ることができます。そろそろ移動していくのではないかと思いますが、5月半ばに見たこともあります。足環をつけたタシギを発見して、山階鳥類研究所に写真を送ったところ、茨城県で足環がつけられた個体だったという返事をもらったこともあります。
1枚目と2枚目の写真は、きょう4月21日に撮ったもの。3枚目と4枚目は3月6日に撮ったもの。
セコメントをする