毎年、黒目川恒例の風景です。前夜に放射冷却が起き、快晴のまま寒い朝を迎えると霧が立ち昇ります。朝日に照らされると霧がむくむくと立ち上がり、黄金色に輝きます。
毎年、定点で撮っていますが、川は絶えず変化しているので、一瞬とて同じものはありません。撮るのは難しい。露出を切り詰めれば赤は増すものの、霧自体の量感が失われます。オーバーめに撮れば霧の量は増えるものの、黄金色が消えていきます。何を優先して撮るのか、悩みながらシャッターを切っていました。
1枚目、画面中央に鳥がいます。カワウです。ダイサギかアオサギが霧を切り裂いて飛んできてくれることを期待しているのですが、そのチャンスに恵まれません。
《Nikon D5200 +55mm-300mm》
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