うす曇りの黒目川。カラスが2羽、近くの屋根から川に降りました。水浴びをするのかもしれません。ゆっくり近づいてみると、ハシブトガラスです。辺りを警戒しているので水浴びをしたいのは間違いなし。音を立てないようにレンズを向け続けました。
予想通り水浴びをしてくれました。すごかったのは、濡れた羽の色です。水浴びのシーンなど問題ではありません。つやつや光る羽は紺色、青色など微妙な色が複雑に織り込まれています。緑色も感じます。
「烏の濡れ羽色」を字引で調べると、「烏羽色と同じ」とあります。「烏羽色」とは、「黒く青みのあるつややかな色。また、黒色」と書いてありました。
つやのある美しい黒髪を「緑の黒髪」といいます。緑色はつやのある美しさに通じていることが感じとれます。
ちなみに、カラスの青白くなっている写真がありますが、エクソシストになってしまったわけではありません。瞬幕といって、眼球を保護する半透明の膜が閉じている状態です。
《Nikon D7100 + AF-S NIKKOR 70-300mm》
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