きょうは、カワセミに一本取られました。
目覚ましに起こされて外を見ると、気が滅入るくらいの曇り。窓を開けると、細かな雨がちらついていました。前夜、バッグに入れた一眼レフを撮りだして、コンパクトデジカメ(コンデジ)にかえました。どう転んでもいい写真にはならないと思ったからです。
黒目川遊歩道を駅に向かっていると、知り合いのご夫妻に会いました。久しぶりです。「カタツムリが見られる場所が2カ所ある」という話を聞きこんで、「こんど、見てみます」といって別れました。しばらく行くと、知り合いの男性に会いました。「あのさ、カワセミが2羽いるよ」といわれて、「どこ、どこ」。男性が下流を指さして、「白い服を着た人が川を見てるだろう。あそこだよ」と教えてくれました。「そっさく行ってみる」といって別れました。心の中で「しまった! 一眼レフにしておけばよかった」と思いながら。
現場に着いて川を見ると、ホントだ、2羽のカワセミが離ればなれにとまっています。葦が入り組んでいる場所で、あまりきれいではありません。コンデジの感度をISO400に上げ、遊歩道の手すりに両腕を置いてカメラを構えました。ただの手持ちではぶれてしまうほどシャッター速度が遅い。静かに静かにシャッターを切りました。
2羽とも若鳥だと思います。きょう紹介する1羽は、色が薄めです。お腹のオレンジ色が薄めです。明日紹介するもう1羽は、お腹のオレンジが濃いめです。
突然、目の前をカワセミが横切りました。第3のカワセミです。親かもしれません。下流から上流へずんずん飛んでいきます。お腹の色の濃い方が後を追いました。色が薄い方は、反対に下流へ飛んでいき、再び同じ場所に戻ってきました。そしてまた。下流へと飛び去りました。3羽の関係は、いったいどうなっているんでしょうか。
そうそう、一眼レフだったらもっときれいに撮れたのか、とは聞かないでくださいね。
《OLYMPUS STYLUS SH-60》
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