夕方、黒目川遊歩道に隣接する小さな公園で、一休みしていました。頭の上で「ギーギー」と鳥の鳴き声がします。コゲラです。もしやあそこに？　急いで桜の枝を見上げました。なんと、もう来ないと思っていた場所にいるではありませんか。めぐり合うのに２週間もかかってしまいました。巣からかわいい顔を出してくれました。巣の上に削られた跡があります。コゲラが試し掘りをしたのでしょう。
　コゲラの巣穴を発見したのは、９月の初めでした。小さな木屑が散らばっています。手にとってみると、まだ新しい。しばらく巣を見上げていましたが、コゲラは来てくれませんでした。
　その後、機会をみつけては巣を見上げましたが、コゲラを見ることはありませんでした。なので、巣を放棄したものだとばかり思っていました。一休みしていたときも、コゲラが来るとは考えていませんでした。夕方になると巣に帰ってくるのかもしれません。