発売当初、振り向きもしなかったこのカメラ。受光部はマイクロフォーサーズより小さな面積だったからです。少し時間がたって、専用レンズばかりでなく、ニコンマウントのオートフォーカスレンズが使えることを知って、少し振り向きました。ニコンのサービスセンターに一眼レフカメラを修理に持ち込んだとき、さわってみました。一眼用レンズがどの範囲で使えるのかと質問しているときに、焦点距離は35oフィルム換算で2.7倍になることを知りました。
100oのレンズをつければ見かけの上で270oになる。300oレンズは810oになる。300oレンズに1.4倍のテレコンバーターをつけて420oにすれば1134oになる。手持ちのレンズが1000o相当に使えるそうです。あくまで見かけの上での話なのですが。また、画質やオートフォーカスのスピード、連写の具合など、未知のところも数々あります。しかし、おもしろがって撮るにはいいかもしれません。
今回は、カメラに一眼レンズ用のマウントアダプターを装着して、70〜300oのズームレンズで撮ってみました。30分ほどしか撮る時間がなかったので手持ち撮影にして、手近なムクドリ(写真上)とカルガモを被写体に選びました。ちゃんとオートフォーカスが利きます。合焦のスピードも遅くもない。実用に使えそうです。いろいろ露出パターンを変えて撮ってみましたが、このカメラなりの癖がありそうでした。もっと撮ってみなければわかりませんが…。
「写真上」のムクドリは、顔に光が当たっていない状態でしたが、なんとか撮れました。あとの写真はカルガモですが、やっぱりぶるぶるを撮ってしまいました。ということは、それなりにタイミングをつかんで撮ることもできそうです。いちばん最後に、まじめなだけの写真も加えておきました。
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