ツミの巣の近くにオナガの巣があります。ツミがオナガの近くに巣をつくっているのかもしれません。ツミの写真を撮りにいくと、オナガもいっしょに撮ってしまいます。
野鳥研究の草分け、中西悟堂氏は、オナガの美しさを強調しています。『定本野鳥記』の「一鳥一題」からオナガについて、引用してみます。
「カラス科に属してはいるが、そのほのぼのとした、背面や尾の淡青色の美しさ、長い尾をのべては波状に飛ぶ形のよさは、カラスはもとより、同じカラス科のカケスやホシガラスなどとは比較にならず品がいい」
「鳴き声こそあまりよくないが、こんな美しい鳥を、野放しで見られることは眼福(がんぷく)であろう」
ちなみに、中西氏は、日本野鳥の会の創設者です。
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